愛鳥のこと。
どなたかたった一人でも、
愛するインコちゃんのためになりますよう、
書き留めておきます。
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この記事では愛鳥の思い出や私の記憶のために書き記しています。
いま現在の様子は、次の記事以降書いていきます。
2007年3月17日お迎え
現在11歳の男の子
(ろう膜(お鼻)が茶色になったのは7歳くらいからで、定期検診を受けて精巣の様子を確認していましたが、異常は変色以外見つからず、はっきりした診断はもらいませんでした。)
赤ちゃんのときからとっても小心者で、手乗りになるか心配されたくらいでしたが、結構気のはっきりした、ちょっと頑固な(笑)、たくましい子に育ってくれました。
おしゃべりは数は少ないけどすごく上手です。
"おいで" とか "ばいばい" とかちゃんと使い分けが結構できちゃう子です。
私が出かけるときは決まって"ばいばい"しか言いません。"ばいばい ばい"って増えちゃうこともよくあります(笑)手を振る代わりか、頭を振って言ってくれます。
放鳥するときになって、私が遊ぼっか!とか声をかけると、そわそわして"おいで!"って言います。
あとは放鳥中、私が呼ぶと、"おいで!"と言うのであんたがおいで!と言い返すのも私たちのやりとりです。笑
自分の名前に関してはレパートリーがたくさんあります。
"じゅじゅ"から始まり、"じゅじゅ?"の疑問形とか"じゅじゅちゃん!!"って、これはいつも大きな声で身体を使って言います。大概嬉しいとき。
トリクサイ、って一時世間で有名なインコちゃんがいたのを覚えてる方いますか?
そのときらへんからか、私も愛を込めて無意識に言ってたのか、"じゅじゅくしゃい"って覚えてました。しかも言うときはかなり小声。くさい、じゃなくてくしゃい、って言います。
それがまた可愛いくて仕方ないです。
セキセイのにおいってすごく大好きです。めちゃくちゃ落ち着きます。寝起きの愛鳥とかほんと、くしゃくて最高。
大好きなものは、鏡です。
鏡が大好きで、付属品のように鏡にくっついていました(笑)
5歳くらいまでのピチピチの若鳥のころは、大好きなおもちゃにすぐゲロゲロするし、おしり振り振りしちゃうし、発情対策に悩まされてました。
スプーンも好きやな。
スプーンに映る自分なんか絶対変な顔なのに(笑)
愛鳥はブランコが本当に好きで、寝るときはいつもブランコに乗ってました。
だから発情対策でおもちゃやブランコを
おうちから外した時も、私が家にいるときや、寝るときだけはブランコをつけてました。
愛おしそうにピョロロ…って優しく鳴いて
つっつくんですよね。
ブランコに負ける飼い主です。
寝るよーってときにはいそいそとクチバシで引き寄せてブランコに乗る姿がすんごく可愛いのです。
コップに顔を覗き込んでごにょごにょするのも好きです。
そのとき下から覗いてOCRを見るのが飼い主の趣味。
なんやねん、って感じの愛鳥。
机の上や床で愛鳥にしか見えないような小さな食べカスを見つけつまみ食いも。
それはさすがに怒ってやめさせてました(笑)ティッシュをなぜか食べてしまう変な子。それも危ないのでやめさせるために、放鳥時はティッシュを隠すのが決まり。
最近の定位置は、愛鳥用につくったプチバードランの大好きな止まり木。
放鳥すると1周、2周ほどぐるーっと部屋をまわって、私の頭をときどき経由しながら笑、そして止まり木でまったりしてるのが最近のお決まりでした。
私が寝てしまいそうになると、顔に飛んできて起こしてきたり。とか、
仕事から家に帰って疲れて倒れてしまい、放鳥せずに愛鳥の近くで寝てしまうと大きな声でチュンチュン鳴きます。"じゅじゅ?"って声かけてきます。
私はねむいから、うるさいなーって思いながらその声が心地良くて愛しくて、また寝てしまってました。ごめんね笑。
食べ物で好きなのは、みかんとオーツ麦とりんご。
みかんはむいてるときから待ちきれない!ってよく飛びついてきました。
ごはんを見せて、お名前は?って聞くと元気よく"じゅじゅ!"って返事してくれるんですけど、自分の名前を言えば全て手に入る!と思い込んで、なにか欲しいときは"じゅじゅ?"って言ってアピールしてくるようになりました。笑
昔は小松菜も好きだったけど、ここ数年はあんまりでした。
でもちんげん菜より小松菜派インコちゃん。
嫌いなものは、たくさん。笑
とにかく初めて見るものと、重そうなもの。
掃除機嫌いだから、じゅじゅの部屋のドアは
掃除機するときは閉めること。
あとカーペットとか掃除するコロコロが嫌い。これはもう見ただけでギャーギャー。
ビビりさんなのは私のせいですねきっと。
小さい頃もっと色んなものにふれさせてあげればよかったかな。
過保護は良くないね。
ビビりでしたけど、すごく懐っこい子です。
家に来た初めて見る人でも、すぐに受け入れてくれます(笑)
愛想がいいのなんの。
ただあんまり覚えてはなさそうで、家を出た姉たちが帰省したときは毎度"はじめまして!こんにちは!"って感じ(笑)
私が1週間くらい海外で家を離れてても、帰って来たときはなんか"はじめまして!"なのか"あ、そういえばおったな!"なのか、なんか感動して喜んでくれるとかなかったです(笑)
そういうちょっと淡白というか、深入りしてこない性格がセキセイらしくて大好きです。
でも、飼い主愛されてるなーと思うときもたくさんたくさん。
カゴのそばで一緒にいるときなんかは一番近寄れる場所まで寄ってきてくれて、足を引っ掛けてこっちを見つめてくれます。
私の視界はいつもこんな感じで、たまに"じゅじゅ"って声かけられて、じゅじゅーって返事してまた別の方向を私が見るとまた"じゅじゅ?"って声かけてきますいつも。
この子なりのかまって、なんでしょうね。
愛鳥は、カゴの中のときはすごくかまってちゃんなのに放鳥すると飼い主ほったらかしの自由鳥です。
呼べばすぐきてくれるときもあるしぜんっぜん、来ない時もある気まぐれ屋。
病院にいくと、ちょっと体調悪くても先生には反抗して怒る笑。つかまれても手の中で羽ばたこうとする、ちょっと気が強くて頑固ちゃん。
私が落ち込んでる時にじゅじゅに話しかけるとぱっちりおめめをゆっくり瞬きさせてじっと真剣にお話聞いてくれる。
この子は私が小学生のころにお迎えして、
小学校、中学校、高校、専門学校、就職、転職。
入学式や卒業式、成人式や、姉が結婚して家を出ていったり、
私の日常がどんなに変わっていっても、この子だけは毎日なんにも変わらず、ずっとそばにいてくれて、毎日家で帰りを待っていてくれて、それがなによりも私の救いでした。
そしてこの子の前に、私には2羽のセキセイがいました。
1羽目はハルクインイエローのかわいくてやんちゃな男の子。2羽目はハルクインホワイトののんびりした男の子。
子どもだった私にこの子たちが身をもって教えてくれたことがありました。
でも本当は教えてくれたって言えば、良いように受け取りすぎで、私は今でも、ありがとうとか簡単に言えないくらいごめんね。って気持ちがたくさんです。
2羽とも早すぎる別れでした。
だから3羽目の愛鳥であるこの子は2羽のためにも絶対に長生きさせたいと思ってます。2羽で学んだ間違いを絶対しないように、この子には重いかもしれないけど2羽の分も長く長く長く生きてほしい。
いまの愛鳥には、私のもう2羽の愛鳥の想いまで詰まってます。
だから
なにがあってもどんなことがあっても、
この子がいてくれるなら。
この子の声が聞けるなら。
あたたかさを感じられるなら。
この子さえいれば大丈夫。
ずっとずっと愛鳥に支えられて、いつのまにか愛鳥がかけがえのない本当の子どものように思えて、
一番守りたい、大切にしなきゃって思えるせかいでいちばんの存在になっていました。
ペットショップで迎えたたった1羽の小さな鳥が、ここまで愛を教えてくれるとは生命ってすごいなっておもいます。
すべての出来事が連鎖して巡り会えたことに
本当に感謝しています。